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長瀞〜豊洲 荒川120kmの旅

 

ダウンリバーして日が暮れたらそこでキャンプ、川の音を聴きながらテントの中で寝て起きたらまた漕ぎ出す。すごくシンプルな遊び。

写真を見てもわかるように最近流行りのグランピングの「グ」の字もないしインスタ映えするオシャレキャンピンググッズもない必要最低限なシンプルなキャンプ。アンチグランピングで「キャンプの本質はね〜」っていう硬派を気取ってる訳ではなく、ただ誰もそういう人がいなかったっていうだけ笑。できればもっとおしゃれに便利グッズに囲まれてキャンプしたいね!ってみんなで話してた。

 

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山から海まで!

川下りといえば長瀞!くらいの知名度がある荒川上流の瀬だけあって迫力のあるホワイトウォーターをスタートしてからしばらく楽しめる。この大自然の中を流れる激流が海に流れ込む頃にはどういう表情を見せるのか??川の一生を辿る(パドル!?)「山から海まで漕いでみようぜ!」第2弾を6/21−22の2日間でやってみた。メンバーは長瀞グランデックスのリバーガイド、加藤康徳と浜田元希そしてCABBOの藤村育三(JP Australia)。

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ファーストディセント!

この120km区間をSUPで下るのは日本初!潮の満ち引きのタイミング、水量や天気などを綿密に計算して実行日を選んだ。と言いたいところだがこのトリップのレポートを載せる雑誌の締め切りに合わせて急いで日程を決めたという、完全な人間側の都合(笑。

 

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ほんとにラッキー!

結果的には天気も水量も完全に味方してくれたラッキーなトリップだった。梅雨の時期にもかかわらず快晴、前日に雨が降り水量がある程度上がったおかげで浅瀬も少なくボードを降りて歩くこともほとんどなかった。しかも夏至の日で日が長く、しかも月明かりがあったので一日目は夜の間も幻想的なナイトパドリングを楽しめた。

 

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リアルタイムトラッキングシステムを設定/グランドクルーのトシさん&コトちゃん

ダウンリバーの遊び方

ただ運を天任せにするのではなく、リスク面の管理ももちろんバッチリした。ダウンリバーは川を下るシンプルな遊びだが、それを楽しむにはスキルや体力、経験、適切なギア、バックアップ体制などたくさんの要素が必要になる。天候やコンディションに恵まれたがもし最悪なコンディションでも「なんとかできる」または「止める判断」をできる仲間がいてこそ楽しめる大人の遊び。

*ダウンリバーは必ずリバーガイドと一緒に行いましょう!

 

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ボードの上でドミノピザを食べるYasu

グランドクルー

ダウンリバーの時にチームメイトとして重要な役割を果たすグランドクルー(伴走車班)。長瀞グランデックスのトシさんとコトちゃんが2日間いろんなサポートをしてくれた。「ランチにピザ食べたーい」「スタバのラテ飲みたーい」などのアドベンチャーから程遠いわがままも含めて笑。

今回はULTRA T80でも導入予定のリアルタイムトラッキングシステムの実験という側面もあった。GULLCASTというレースナビゲーションツールをWindsurfing Labの横井氏から提供していただきパドラーにつけたGPSをウェブ上でリアルタイムで確認することができた。これはパドラーにとってもグランドクルーにとってもものすごく便利な上、一般の人もネットでパドラーの進み具合を2日間に渡って見ることができる画期的システム。しかも毎秒更新、速度なども出るので見ている方も面白い。今後のリバーレースでこれを導入にし、よりたくさんの人の注目をリバースポーツに集めていきたいと思う。

 

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川の一生をパドル

車で2時間で行けるところをSUPで2日間かけて行くと川は驚くほどの表情の変化を見せてくれる。上流部のバリバリのホワイトウォーター、ハックとトムが筏で下ってそうなミシシッピ川っぽいところ、マジでここ行くの?っていう頭の高さのブッシュ、スカイツリーを見上げて屋形船が行き交う下町、、。大自然で人工物が全く視界にないところからだんだんと人の営みを感じるようになり最後は超高層ビルが立ち並ぶ世界へ。川の一生を辿って行くと原始から近代までを早送りで見ているようなタイムトラベル感覚も味わえる。そして視界に都会が入ってくると「ピザ食べた〜い!」となる笑。余談だが宅配ピザは河原にも持ってきてくれます。

 

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スタート地点とゴール地点

左から始まって右の写真がゴール、これだけ違うけど同じ川です。ワイルド感溢れる上流と高層ビルがびっしり並ぶ下流、どちらも素敵でどちらも怖い。水の上から見るとよくわかる「自然の綺麗さと怖さ」「人工的なもの便利さとそこに隠れた危険」。それぞれ素敵で怖い。

 

 

 

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ゴオオオール!!

到着!2日目はとにかく漕いだ。最後の4〜50kmは流れがほとんどなく、ゴール前20km間はひたすら強烈な向かい風。それも含めてとにかく楽しかった2日間、120km。

みなさんお疲れ様でした!そして協力していただいた方々ありがとうございます。

この面白さをみんなでシェアしたい!と思うものの120kmはいきなり厳しいと思うので上流60kmを1泊2日のキャンピング・ダウンリバーとしてツアー化する計画があります。グランデックス長瀞&リバーベースHALAUのコラボ企画で秋には第一弾を開催するかも?興味あるみなさんはぜひ参加してくださいね。

 

スポット、レース、ダウンリバー、リバーサーフィン、、いろんな川の楽しみ方があるけど今年はキャンピング・ダウンリバーという選択肢もいかが?

 

Inspire your adventure

CABBO

 

text:Ikuzo Fujimura

photo: Grandex長瀞 &  Ikuzo Fujimura

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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